お知らせ2

12月11日、ランスが他界しました。
11月29日に11歳になったばかりでした。
ここ数年、少し腎臓の数値が高く、療法食に切り替えて、
頑張っていました。今年の夏〜秋頃までの血液検査は正常値で、
経過は非常に順調でした。

ところが、11月あたりから急に体調が悪化し始めました。
そこから入院して、まだ回復の見込みがある状態だったのですが、
12月11日深夜から明け方にかけて、容態が急変し、そのまま他界しました。
獣医師からは、発作のようなものが起こったのではないかと告げられました。
でも最期のランスは、「えへへ」と笑っているような、可愛い顔をしていて、
苦しんでいるようには見えませんでした。
甘えたさんで、私と一緒にいることが大好きなランスだったので、
私の腕のなかで看取ってあげたかったのですが、
苦しんでいる顔ではなかったことが、せめてもの救いです。

ランスが入院してから、私は休める仕事はできるだけ休み、
病院のあいている時間は、ずっと一緒に過ごしました。
できるだけ、私に対するランスの気持ちに応えてあげたかったからです。

血液検査の結果を見て、私が考えこんでいると、
ランスは頑張って伏せをして、にこにこの笑顔で
私を見つめてくれていました。きっとランスはしんどかった
と思うのですが、『僕は大丈夫だよ。元気出して。』と
言ってくれているようで、その健気さに心打たれて、
ボロボロ泣いてしまいました。
(入院で運動不足にならないようにと、
看護師さんが診療時間外にランスをケージから出して、
伏せをさせたり立たせたりしてくださっていました。
ランスは、私にそれを見せてくれたんだと思います。)

また、私が、他の飼い主さんとお話ししていると、
ランスは拗ねて、ツンツンしまうこともありました。
『よそ見してごめんね』と謝って、なでなでしていると、
ランスはいつもの笑顔に戻りました。
それだけ、私を独り占めしたいとか、
私を好きでいてくれていることを再認識し、嬉しく思いました。

入院生活のなかで、主治医の先生や看護師さんに
愛情をもって接してもらっていました。
ランちゃんという愛称で呼んでもらったり、
お誕生日には、かわいいハート柄の包帯を巻いてもらったり、
出勤日でないのに、私服でわざわざランスの様子を
見にきてくださった看護師さんもいらっしゃいました…。
慎重なランスにしてはめずらしく、ナデナデを催促して、
家族以外の人にも甘えていたようです。
また、嫌なはずの注射や検査の後でも、
にこにこの笑顔だったとも聞きました。
ランスの闘病を支えてくださった先生方や看護師さんに
感謝しています。また、この入院生活が、ランスにとって、
少しでもストレスの少ないものであったなら、よかったと思います。

貧血になりそうだったので、輸血に備えて、自力でドナーも探しました。
知り合いのツテを頼って、ご協力くださるわんちゃんと飼い主様
が数名見つかりました。この方達から、実際に輸血をしていただく
ことはかないませんでしたが、ランスを応援してくださり、
ドナーにご快諾いただけたこと、本当に心強かったです。

入院生活以外でも、まだまだ色々な思い出があります。
落ち着いたら、また書いていこうと思います。

ランスを応援してくださったみなさま、どうもありがとうございました。

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